いぼ・ほくろ・水いぼに関する自由診療メニュー

「気になるいぼやほくろがある」「子どもの水いぼがなかなか治らない」など、いぼ・ほくろ・水いぼの悩みは様々です。見た目の問題だけでなく、日常生活で気になったり、お子様の場合は学校での活動に影響が出たりすることもあります。
当院では、症状の種類、発生部位、患者様のご年齢やライフスタイルなどを総合的に考慮し、自由診療によるいくつかの治療の選択肢をご提案しています。

このようなお悩みはありませんか?

  • 気になるいぼやほくろをなんとかしたい
  • 子どもの水いぼがなかなか治らない
  • 液体窒素などの痛みを伴う治療はできるだけ避けたい
  • なるべく出血や跡が残りにくい方法を選びたい
  • 自分や子どもに合った治療法を探している

当院でご用意している治療の選択肢

当院では、患者様の症状やご希望に応じて、以下の選択肢をご提案しています。

痛みが少なく、ウイルス性のいぼに用いる塗布薬

ほくろや隆起したいぼを除去するレーザー治療

ご自宅でできる、痛みのない水いぼのスキンケア

モノクロロ酢酸
~痛みの少ない、ウイルス性いぼ治療~

モノクロロ酢酸とは

モノクロロ酢酸(化学式: C₂H₃ClO₂)は、酢酸のメチル基の水素原子の一つが塩素原子に置換された有機化合物です。英語ではMonochloroacetic Acid(略してMCA)と呼ばれます。常温では無色の結晶性の固体で、水によく溶ける性質を持っています。

化学的には強酸性を示し、タンパク質を凝固させる作用が非常に強いことが特徴です。この性質を利用して、主に医療分野、特に皮膚科領域において、特定の目的のための専門的な処置に用いられることがあります。

モノ-クロロ-酢酸を用いた処置の特長

モノクロロ酢酸は、その化学的性質により、医療機関での処置に用いられることがあります。主な特長は以下の通りです。

  • 角質溶解・タンパク質凝固作用: 高い酸性度を持ち、接触した組織のタンパク質を凝固させ、変性させる作用があります。
  • 局所を狙った塗布: 処置は綿棒などを用いて、対象となるごく狭い範囲に限定して塗布されます。これにより、周囲の正常な皮膚への影響を最小限に抑えることを目指します。

期待できる効果

モノクロロ酢酸のタンパク質凝固作用に基づいています。
イボへの作用: イボはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって皮膚細胞が異常増殖したものです。モノクロロ酢酸をイボに塗布すると、酸の力でウイルスに感染した細胞のタンパク質が凝固し、組織が化学的に焼灼(しょうしゃく)されます。これにより、イボ組織が変性・壊死し、最終的にかさぶたとなって自然に剥がれ落ちることを促します。

よくあるご質問

処置中に痛みはありますか?

はい、痛みを伴う場合があります。モノクロロ酢酸を塗布した際に、ピリピリとした刺激感や灼熱感を感じることが一般的です。痛みは通常、数分から数十分で治まりますが、個人差があります。

処置は何回くらい必要ですか?

対象となる症状の大きさ、深さ、部位、個人の肌質などによって異なります。一般的には、1回で完了することは稀で、基本的には1~2週間に1回程度のペースで、複数回の処置を要することが多いです。このペースを維持できない患者様の場合は、治療中のイボが再び増大してしまう可能性があるため不向きとなります。

処置後のダウンタイムはありますか?

稀なケースではありますが、処置後に塗布した部分が白くなり(フロスティング)、その後、赤み、腫れ、そして黒っぽいかさぶたが形成されることがあります。かさぶたは通常1〜2週間程度で自然に剥がれ落ちます。かさぶたが剥がれるまでは、無理に剥がさないように注意が必要です。

運動や入浴はすぐしてもよいですか?

モノクロロ酢酸が正常な皮膚に付くとダメージを受けることがあります。このため、いぼ以外の皮膚に薬が付かないよう治療後数時間は患部を濡らさない注意が必要です。したがって治療後数時間以内の運動、処置当日の入浴を控えた方がよい場合もあります。

一般的な使用法や処置の受け方

モノクロロ酢酸は劇物に指定されており、医師の厳格な管理下でのみ使用される薬剤です。 患者様ご自身が購入したり、ご家庭で使用したりすることはできません。

一般的な処置の流れ

  1. カウンセリング・診察: 医師が症状を診察し、モノクロロ酢酸処置の適応があるかを判断します。 2. 処置: いぼがぶ厚い場合は、カミソリやメスを用いて表面をある程度削ります。
  2. アフターケア: 処置部位に保護用のテープを貼ります。但し、処置部分が手の場合でイボが多いときは手袋の持参をお願いすることがあります。上述の理由で2時間程度はくれぐれも濡らさないように注意して下さい。また、医師の指示に従い、ご自宅でのケアを行っていただきます。紫外線対策は特に重要です。
  3. アフターケア: 処置部位に保護用のテープを貼ります。但し、処置部分が手の場合でイボが多いときは手袋の持参をお願いすることがあります。上述の理由で2時間程度はくれぐれも濡らさないように注意して下さい。また、医師の指示に従い、ご自宅でのケアを行っていただきます。紫外線対策は特に重要です。

使用できない方、注意事項と副作用

使用できない方(禁忌)

  • 妊娠中、授乳中の方、または妊娠の可能性がある方
  • ケロイド体質の方
  • 出血傾向のある方
  • 処置部位に活動性の感染症や重度の炎症がある方
  • モノクロロ酢酸に対してアレルギーの既往がある方

注意事項

  • 処置後は、かさぶたを無理に剥がさないでください。色素沈着や瘢痕の原因となる可能性があります。
  • 処置期間中および処置後は、日焼け止めを徹底し、紫外線対策を厳重に行ってください。紫外線は色素沈着のリスクを高めます。
  • 処置当日の激しい運動、飲酒、長時間の入浴は避けてください。
  • 医師から処方された外用薬や内服薬がある場合は、指示通りに使用してください。

副作用

  • 痛み・赤み・腫れ: 処置中および処置後に見られますが、通常は時間とともに軽快します。
  • 炎症後色素沈着: 処置後の炎症により、一時的にシミのような色素沈着が起こることがあります。多くは数ヶ月かけて薄くなりますが、紫外線対策が不十分だと長引くことがあります。
  • 瘢痕(傷跡): 非常に稀ですが、体質やアフターケアの不備により、処置部位が凹んだり、逆に盛り上がった傷跡として残るリスクがあります。
  • 感染: 処置後のケアが不衛生だと、細菌感染を起こす可能性があります。

炭酸ガスレーザー
~ほくろや隆起したいぼをピンポイントで除去~

炭酸ガスレーザーとは

炭酸ガスレーザーは、炭酸ガス(二酸化炭素、CO₂)をレーザー媒質として利用した医療用レーザーの一種です。波長が10,600nm(ナノメートル)という遠赤外線領域の光を発生させる特徴があります。
このレーザー光は、皮膚に含まれる水分に非常によく吸収されるという物理的な特性を持っています。水分に吸収されたレーザーエネルギーは瞬時に熱に変わり、その熱エネルギーによって照射された箇所の組織を蒸散(瞬時に蒸発させて取り除く)させたり、凝固させたりすることができます。

炭酸ガスレーザーの特長

炭酸ガスレーザーを用いた処置には、以下のような特長があります。

  • ピンポイントでの照射が可能: ターゲットとなるホクロやイボなどの組織のみを狙い、周辺の正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えながら処置を行うことを目指せます。
  • 出血が少ない: レーザーの熱エネルギーが血管を瞬時に凝固させるため、メスで切開する場合と比較して、処置中の出血が少ない傾向にあります。
  • 処置時間が短い: 処置する対象の大きさや数にもよりますが、一つあたり数分程度と、比較的短時間で処置が完了する場合が多いです。

期待できる効果

炭酸ガスレーザーは、隆起性の病変(盛り上がりのあるできもの)の除去。

  • 期待できる効果:
    • ホクロ(色素性母斑)の除去
    • イボ(尋常性疣贅、脂漏性角化症など)の除去
    • 盛り上がりのあるシミ(脂漏性角化症)の除去
  • 炭酸ガスレーザーの波長の光は、水に選択的に吸収される性質があります。人間の皮膚組織は約70%が水分で構成されているため、レーザーを照射すると、そのエネルギーは皮膚の水分に吸収され、一瞬にして高温になります。この作用により、対象となる組織が蒸散し、物理的に除去されます。

よくあるご質問

処置中に痛みはありますか?

痛みを伴うため、通常は局所麻酔を使用します。麻酔が効いている間は、痛みを感じることはほとんどありませんが、個人差があります。処置後に麻酔が切れると、ヒリヒリとした痛みが出ることがあります。

処置後のダウンタイムはどれくらいですか?

処置後、照射部位は少し凹んだ状態になり、滲出液(じゅくしゅつえき)が出ることがあります。通常、保護テープを1〜2週間程度貼って過ごします。その後、皮膚が再生してピンク色の新しい皮膚になり、数ヶ月かけて徐々に周囲の肌色に馴染んでいきます。この期間をダウンタイムと呼びます。

傷跡は残りませんか?

メスによる切除縫合と比較して傷跡は残りにくいとされていますが、完全に傷跡が消えるわけではありません。処置した部位は、最初は赤みを帯び、その後、炎症後色素沈着を起こすことがあります。体質やアフターケアによっては、わずかに凹んだり、白く色が抜けたりする可能性もあります。

保険は適用されますか?

疾患の種類や目的によって異なります。ウイルス性のイボ、医師が悪性の疑いがあると判断した場合、できものが隆起していて病理検査へ提出できる場合などは保険適用となることがあります。しかし、美容目的のホクロ除去やシミ(脂漏性角化症)の除去は、自由診療(保険適用外)となるのが一般的です。

処置の受け方

炭酸ガスレーザーは医療機器であり、必ず医師の管理下で処置が行われます。

一般的な処置の流れ

  1. カウンセリング・診察: 医師が処置を希望する部位を診察し、レーザー治療の適応があるかを判断します。処置方法、効果、リスク、ダウンタイム、費用などについて詳細な説明を受けます。
  2. 麻酔: 処置部位に局所麻酔を行います。
  3. レーザー照射: 医師が麻酔の効果を確認した後、炭酸ガスレーザーを照射し、対象となる組織を蒸散させて除去します。
  4. アフターケア: 照射部位に軟膏を塗り、保護テープを貼ります。処置後のケア方法(テープの交換方法、洗浄方法など)について説明を受けます。

料金

製品名料金(税込)
炭酸ガスレーザー保険診療の場合
処置するイボの大きさや部位にもよりますが、3割負担の場合で数千円〜1万3、4千円程度が目安となります。

自由診療の場合
〇ホクロの場合
直径3mm未満が11,000円、3~6mm未満が16,500円、6~10mm未満が22,000円、以後は5mm毎に5,500円ずつ追加となります。
※複数個ある場合は、全てのホクロの直径を合計して料金を算出します。

〇ホクロ以外の場合
1mmあたり1,100円、1cmあたり11,000円となります。

使用できない方、注意事項と副作用

使用できない方(禁忌)

  • 妊娠中、授乳中の方、または妊娠の可能性がある方は事前にお申し出下さい。
  • ケロイド体質の方
  • 光線過敏症の方、または光線過敏症を引き起こす可能性のある薬を服用中の方
  • 処置部位に活動性の皮膚感染症や重度の炎症がある方
  • 極端に日焼けをしている方
  • 糖尿病の方は傷の治りが遅くなる可能性があるため予めご相談下さい。
  • 金属が挿入されている部位への照射

注意事項

  • 処置後は、医師の指示があるまで保護テープを剥がさないでください。
  • 処置部位を強くこすったり、かさぶたを無理に剥がしたりしないでください。
  • 処置期間中および処置後最低3ヶ月は、日焼け止めを徹底し、紫外線対策を厳重に行ってください。紫外線は色素沈着の最大のリスク因子です。
  • 処方された軟膏や内服薬がある場合は、指示通りに使用してください。

副作用

  • 痛み・腫れ: 処置後に見られますが、通常は数日〜1週間程度で軽快します。
  • 炎症後色素沈着·赤み: 処置後の炎症反応として、照射部位が一時的にシミのように茶色くなることがあります。また赤みが見られる場合があります。通常は3〜6ヶ月かけて徐々に薄くなりますが、紫外線対策が不十分だと長引くことがあります。
  • 瘢痕(はんこん)・肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん): 体質によっては、処置した部位が凹んだり、逆に赤く盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕)として残るリスクがあります。
  • 再発: ホクロやイボの組織が深くまで達している場合、一度の処置で取りきれずに再発する可能性があります。

水いぼクリーム
~ご自宅でできる、痛みのないスキンケア~

水いぼクリーム(3A M-BF CREAM)

伝染性軟属腫(水いぼ)のケアのために開発されたクリームです。

特長と期待できる効果

  • 水いぼのケア
    • 配合された銀イオンの強力な抗菌作用や抗ウイルス作用により、水いぼの消退が期待されています。
  • 臨床
    • 経過のサイン: 塗布を続けることで、水いぼが赤くなることがありますが、これはクリームが反応しているサインとされています。
  • 皮膚の保護と整肌
    • サクランの高い保湿作用と抗炎症作用により、水いぼ病変周辺の皮膚を保護し、肌荒れを防ぐことが期待されます。

こんな方に

水いぼの一般的な治療法として、ピンセットで摘まみ取る「摘除(てきじょ)」がありますが、これには痛みが伴い、特にお子様にとっては精神的な負担や恐怖を感じることがあります。
3A M-BF CREAMは、痛みを伴う処置を避けたい方や、小さなお子様、水いぼの数が多く摘除に時間がかかる方、水いぼが顔や外陰部などデリケートな部位にある方などにおすすめの選択肢の一つとされています。ご自宅で塗布できるため、通院の負担を減らしたい方にも適しています。

一般的な使用方法と処置の受け方

  1. 受診: まずは皮膚科などの医療機関を受診し、医師の診察を受けて水いぼと診断され、本クリームが治療の選択肢として適応と判断される必要があります。
  2. 塗布方法: 1日2回、朝と入浴後に、水いぼとその周囲の皮膚に広めに塗布します。
  3. 治療期間: 個人差はありますが、2~3ヶ月程度の継続的な使用で改善が期待されると報告されています。
  4. 注意点: 銀の特性上、紫外線により効果が弱まる可能性があるため、直射日光が当たる部位(衣服で覆えない腕や足など)は夜のみの塗布が推奨される場合があります。

よくあるご質問

どのくらいの期間で治りますか?

個人差はありますが、2〜3ヶ月の使用で7~8割は改善が期待できると報告されています。治る過程で水いぼが赤くなることがあります。

兄弟姉妹にも塗ってあげてもいいですか?

必ず医師の診察を受ける必要があります。他者との共用はできません。

途中で塗布をやめても大丈夫ですか?

症状の改善には継続的な塗布が重要です。塗布を中止する際は、必ず医師にご相談ください。

料金

製品名料金(税込)
水いぼクリーム(3A M-BF CREAM)2,200円/1本(15g)

使用できない方、注意事項と副作用

使用できない方

  • 本製品の成分に対し、過敏症の既往歴がある方。
  • 水いぼ以外の疾患が疑われる場合は、必ず医師の診断を受けてください。
  • 乳幼児から使用可能とされていますが、使用の可否は必ず医師の判断に従ってください。

注意事項

  • 本製品は外用(塗り薬)です。内服しないでください。
  • 眼に入らないように注意してください。万一、眼に入った場合はすぐに水またはぬるま湯で洗い流し、眼科医の診察を受けてください。
  • 銀の特性上、紫外線や空気中の物質と反応してクリームが若干変色する場合がありますが、効果や安全性には原則問題ないものとされています。
  • 保管は、直射日光の当たる場所や高温多湿の場所を避け、冷暗所で行ってください。
  • 治る過程で、塗布部位が赤く見えたり、かぶれたように見えたり、時には浸出液(汁)が出たりすることがあります。これは免疫反応が強く働いているためと考えられており、かゆみが強い場合は医師にご相談ください。

副作用

重篤な副作用は稀であると報告されていますが、まれに以下の副作用が生じる可能性があります。

  • 接触皮膚炎(かぶれ)
  • 塗布部のかゆみ、赤み

これらの症状が強く出たり、治まらない場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

治療法 比較表

項目モノクロロ酢酸炭酸ガスレーザー水いぼクリーム
分類未承認の処置医療機器による処置外用薬
主な対象ウイルス性のいぼほくろ、隆起したいぼ水いぼ
痛みの目安軽微な刺激感局所麻酔使用で少ないほぼなし
治療期間2週間に1回程度以下の通院1回で完了することが多い自宅ケア(数ヶ月〜)
特徴痛みが少ない短時間で除去自宅でケア可能
主なリスク化学熱傷、色素沈着色素沈着、瘢痕、再発皮膚炎(かぶれ)

本ウェブサイトの情報は一般的な知識の提供を目的としており、個別の診断や治療法などの提供、推奨を行うものではありません。症状に関するご相談は必ず直接クリニックを受診して、医師の診断を受けて下さい。また、診療に当たっては同意書への同意などクリニックが定める所定のお手続きを行って頂く必要があります。予めご了承下さい。